可能にするは 月次決算
本日の道歌は、不安定な時代の中で会社を守るために、経営者が最初に押さえるべき実務の要を静かに示しています。
世界情勢の混乱、物価高、先行きの見えにくさ。
こうした外部環境の変化は、企業経営を少しずつ圧迫し、将来への不安を大きくしていきます。その中でまず問われるのは、「会社をいかに存続させるか」という一点ではないでしょうか。
会社を存続させるためには、血液とも言えるお金を確保し続ける必要があります。
そして、その未来を照らす灯火となるのが、
黒字化の意識と月次決算の実践です。
本文では、会社を守るために必要なのは、金融機関との信頼関係を維持し、必要なときに借入ができる体制を整えておくことだと語られています。
しかし、その前提として欠かせないのが「黒字決算」です。
銀行は、赤字の会社に対して積極的に支援しようとはしにくいからです。
では、黒字化をどう実現するのか。
その答えとして示されているのが、年次決算だけに頼らず、経営者自身のもとで毎月決算を行う「月次決算」の重要性です。年に一度の決算では、問題が見つかった時にはすでに手遅れになっていることもあります。
月次決算を行えば、その月ごとに黒字を目指す意識が生まれます。
弱点や課題が早い段階で見え、修正も迅速に行えます。つまり月次決算とは、数字を眺めるための作業ではなく、未来を守るための行動そのものなのです。
本当に必要なのは、年次の結果を見ることではなく、毎月の変化を見てすぐに動ける状態をつくることなのかもしれません。
本文では「試算表とは別に、経営者自身のもとで毎月決算を行う」ことの重要性が語られています。
つまり月次決算は、経理任せの数字管理ではなく、経営者自身が会社の現状をつかみ、意志を持って判断するための実践でもあります。
また、その確認の場としてのPDS会議も欠かせません。数字を見るだけで終わらせず、毎月、弱点や課題を洗い出し、修正を重ねていく。この繰り返しこそが、黒字化を偶然ではなく必然へと変えていきます。
決算は 月次年次と あるものぞ 月次重要 年次必要――この言葉が示すように、年次決算が過去をまとめるものであるなら、月次決算は未来をつくるためのものです。
黒字は結果として現れるものですが、その正体は、毎月の意識と行動の積み重ねなのではないでしょうか。


















