新たに歩む 道もあるなり
本日の道歌は、経営者が歩む人生には、一つの道だけではなく、新たに歩み直す道もあることを静かに示しています。
経営者は、「人間としての人生」と「法人としての人生」という二つの人生を同時に歩んでいます。
会社の歩みと自分自身の人生は深く重なりますが、必ずしも最後まで同じ道を進み続けなければならないわけではありません。
厳しい状況の中では、会社を立て直すことだけでなく、自分自身の人生を立て直すという視点も大切になります。
経営再建とは、会社を立て直すことです。
一方で、人生再建とは、経営という立場から一度離れ、人間として新たな人生を歩み直すことを意味します。
人生再建には、主に二つの方法があります。
一つは、会社を他の人や次の世代へ引き継ぐ「転生」です。もう一つは、会社を終わらせ、新たな人生を生み出していく「倒産」です。
倒産という言葉には重い響きがあります。しかし、見方を変えれば、それは単なる終わりではなく、新しい始まりをつくるための選択でもあります。
本当に大切なのは、会社と自分自身の両方を見つめた上で、より良い未来へ進む道を選ぶことなのかもしれません。
会社を消滅させ、新たな人生をスタートさせることを「ハッピーリセット&ハッピースタート」と呼びます。
この考え方は、倒産を単なる失敗として捉えるのではなく、真の幸福へ向かうための再出発として見つめ直す視点です。
倒産は 倒してと産むと 読むなれば
真の幸福 得るチャンスなり
倒産という言葉は、どうしても暗く重いものとして受け取られがちです。しかし、「倒して、産む」と読むことで、そこには新しい人生を生み出す可能性が見えてきます。
大切なのは、正しい知識と方法を学び、周囲の協力を得ながら進むことです。
一人で抱え込むのではなく、選択肢を知り、状況に応じた道を選ぶことが、不安を和らげる力になります。
ますます厳しくなる環境の中で、再建には複数の選択肢があるということを、心の片隅に留めておきたいものです。

















