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健康サプリメント会社の経営再建事例|社長のリーダーシップ不全から組織改革で黒字化

岐阜市の健康サプリメント会社が社長のリーダーシップと組織改革で再建へ向かうイメージ

社長のリーダーシップ不全で崩れた健康サプリメント会社を組織改革で再生

会社の再建には、数字の改善だけでは解決できない問題があります。

売上や利益、資金繰りが悪化している背景には、社長のリーダーシップ、幹部社員との関係、社内の和、社員の心の向きが深く関係していることがあります。

今回ご紹介するのは、岐阜県岐阜市の健康サプリメント製造販売会社が、社長のリーダーシップ不全と社内不和による業績悪化から、社長を中心とした組織へ作り直すことで黒字経営の目処を立てた再建事例です。

事例サマリー

健康サプリメントの製造販売を行い、全国へ販売店組織を展開していた会社が、 社長のリーダーシップ不全と幹部社員との温度差によって社内の和を失い、 売上減少・赤字化の危機から組織改革によって再建へ向かった事例です。

18

社員数

20

社歴

3

売上減少・赤字化

再建前

社員間がバラバラになり業績が悪化

健康サプリメント事業は成長していたものの、社内のチームワークが取れず、組織はバラバラの状態でした。 放置すれば社内の反発が表面化しかねないほど深刻で、3年前から売上減少と赤字が続いていました。

再建策

社長を中心とした組織へ作り直す

事務、営業、総務の主要幹部3名と社長との間に大きな温度差があり、社内の和を乱す要因となっていました。 そこで、社長の長所が発揮できる組織へ作り直すため、組織体制の見直しを進めました。

再建後

社内の和を取り戻し黒字化の目処へ

新体制のもと、残った社員は社長を尊敬し、前向きに働くようになりました。 売上は下がったものの、社長の長所が発揮され、黒字経営の目処が立つ状態へ進みました。

この事例の核心: 優秀な人材がいても、社長と心が合わなければ組織は崩れます。再建には、能力だけでなく、社長を中心に心が一つになる組織づくりが必要です。

会社概要

  • 所在地:岐阜県岐阜市
  • 業種:健康サプリメント製造販売業
  • 社員数:18名
  • 社歴:20年
  • 事業内容:健康サプリメントの製造、全国販売店組織への販売

相談当時の状況

この会社は、健康サプリメントを製造し、
全国へ販売店組織を展開していました。

事業はそれなりに成長していましたが、社内のチームワークが取れず、社員同士の方向性がバラバラになっていました。

社長のリーダーシップが十分に発揮されず、幹部社員と社長との間にも温度差があり、会社全体に不安定な空気が広がっていました。

このまま放置すれば、社内の反発が表面化し、組織そのものが崩れてしまう可能性があるほど深刻な状況でした。

健康サプリメント会社で社員同士のチームワークが崩れ組織改革が必要になったイメージ

再建方針|社長を中心とした組織に作り変える

今回の再建方針は、社長を中心とした組織に作り変えることでした。

社員一人ひとりを見ていくと、事務、営業部長、総務部長の主要幹部3名が、社長の方針に対して大きな不安や温度差を抱えており、それが社内の和を乱す要因となっていました。

一方で、この3名はいずれも能力のある人材でした。単純に能力が低いから問題だったわけではありません。

しかし、社長がその意見を十分に受け止めきれず、幹部側も社長の方針に心から協力できない状態では、組織として一つになることはできませんでした。

そこで、社内の和を取り戻し、社長の長所が発揮できる組織へ作り直すため、組織体制の見直しを進めることにしました。

再建実行

1. 幹部社員との個別面談を実施

まず行ったのは、幹部社員一人ひとりとの面談でした。

面談を通して、会社の現状、社長との関係性、今後の方向性について確認しました。

その中で、主要幹部3名は社長に対して強い不満や温度差を持っており、今後も社長を中心とした再建に協力していくことが難しい状態であることが分かりました。

2. 社長に現実を直視してもらう

社長は、もともと一流大手会社のトップ営業マンでした。

そのため、どれほど苦しくても、営業で挽回できるという強い自信を持っていました。

しかし、3年前から売上は減少し、赤字が続いていました。このまま手を打たなければ、数年後には会社の存続そのものが危うくなる状態でした。

そこで、3年前からの収支状況を整理し、売上減少と赤字の流れをグラフで説明しました。

数字で現実を示すことで、社長はようやく自社の将来に不安を持つようになり、再建に向けた指示を素直に受け入れるようになりました。

健康サプリメント会社の社長が売上減少と赤字推移を確認し再建を決意するイメージ

3. 幹部社員3名に退職という選択を促した

次に、主要幹部3名と個別に面談を行いました。

この会社の現状を説明し、それぞれの将来や幸せも考えたうえで、別の環境で力を発揮する選択について話し合いました。

結果として、3名には退職という選択をしてもらうことになりました。

これは単なる人員削減ではありません。社長と心を合わせて進める組織へ作り直すための、組織再編でした。

4. 残った社員で新体制を構築

幹部社員3名が退職したことで、社内の空気は大きく変わりました。

残った社員は、能力面では幹部3名に劣る部分もありましたが、社長を尊敬し、社長の方針に協力しようとする社員たちでした。

その社員たちを中心に、社内組織を組み直しました。

再建において大切なのは、単に優秀な人を集めることではありません。社長の方針を理解し、同じ方向を向いて働ける組織を作ることです。

再建前と再建後の比較

再建前 再建後
社長のリーダーシップが発揮できない状態 社長を中心とした組織へ再構築
社員間のチームワークが崩れていた 社内の和を取り戻し、一体感が生まれた
主要幹部3名と社長の間に大きな温度差 新体制により社長の長所が発揮できる状態へ
3年前から売上減少・赤字化 売上は下がったものの黒字経営の目処へ
社内の反発が表面化しかねない状況 残った社員が伸び伸びと働く組織へ再生

再建の流れ

時系列で見る再建プロセス

  • 相談時:社長のリーダーシップが発揮できず、社員間がバラバラになっていた
  • 状況確認:主要幹部3名と社長との間に大きな温度差があることを把握
  • 社長説得:3年前からの売上減少と赤字推移をグラフで説明
  • 意識変化:社長が自社の将来に危機感を持ち、再建方針を受け入れる
  • 組織再編:幹部3名に退職という選択を促し、新体制へ移行
  • 再建後:社内の和が戻り、社長の長所が発揮され、黒字経営の目処が立つ

この再建の3つの核心

  1. 数字で現実を直視したこと:社長に売上減少と赤字推移を示し、危機感を持ってもらいました。
  2. 社長を中心に組織を作り直したこと:能力だけでなく、社長と心が合う組織づくりを優先しました。
  3. 社内の和を取り戻したこと:残った社員が伸び伸び働けるようになり、黒字化の目処が立ちました。

社内の和を取り戻し、黒字経営の目処へ

新体制が整ったことで、社内の和は少しずつ戻っていきました。

残った社員は、社長を尊敬し、会社を良くしたいという思いを持って働くようになりました。

その結果、社長の長所が発揮されるようになり、社員一人ひとりも伸び伸びと元気に働くようになりました。

売上は以前より下がりましたが、会社としては黒字経営の目処が立つようになりました。

岐阜市の健康サプリメント会社が組織改革で社内の和を取り戻し黒字化へ向かうイメージ

この事例から学べること

この事例から学べることは、優秀な人材が必ずしも会社に合うとは限らないということです。

幹部社員がいかに優秀であっても、社長と心が合わず、組織の和を乱してしまえば、会社全体の力は発揮されません。

中小企業においては、社長の長所が発揮される組織を作ることが、再建の重要な条件になります。

売上を伸ばすことだけが再建ではありません。社内の和を取り戻し、会社に利益が残る体制へ作り直すことも、真の再建です。

再建から再生へ

社長のリーダーシップが発揮できず、社員がバラバラになってしまうと、会社は外から見える以上に弱っていきます。

しかし、社長が現実を直視し、組織を見直し、自分の長所が発揮できる体制を整えれば、会社は再び立ち上がることができます。

今回の健康サプリメント会社の再建は、組織の和を取り戻すことで、売上が下がっても黒字経営の目処を立てた再生の事例です。

よくある質問

この再建事例はどのような会社の事例ですか?

岐阜県岐阜市の健康サプリメント製造販売会社の再建事例です。社員18名、社歴20年の会社で、全国へ販売店組織を展開していましたが、社内不和と業績悪化により再建が必要になりました。

会社が危機に陥った主な原因は何ですか?

社長のリーダーシップが十分に発揮できず、社員間のチームワークが崩れていたことです。特に主要幹部3名と社長との温度差が大きく、社内の和が乱れていました。

再建ではまず何を行いましたか?

まず社員一人ひとりを見直し、社内の和を乱している要因を確認しました。そのうえで、社長を中心とした組織へ作り直す方針を立てました。

社長はどのように変わりましたか?

当初は営業で挽回できるという思いが強くありましたが、3年前からの売上減少と赤字推移をグラフで確認したことで、自社の将来に危機感を持ち、再建方針を受け入れるようになりました。

なぜ幹部社員の見直しが必要だったのですか?

主要幹部3名は能力のある人材でしたが、社長との考え方に大きな温度差があり、社内の和を乱す要因になっていました。会社を再建するためには、社長と心を合わせられる組織へ作り直す必要がありました。

再建後、会社はどうなりましたか?

幹部社員3名の退職後、社内の和を取り戻すことができました。残った社員は社長を尊敬し、伸び伸びと働くようになり、売上は下がったものの黒字経営の目処が立ちました。

この事例から学べる経営再建のポイントは何ですか?

中小企業の再建では、能力の高い人材を残すことだけが正解ではありません。社長の長所が発揮され、社員が同じ方向を向いて働ける組織を作ることが重要です。

会社の再建に、遅すぎるということはありません

社長のリーダーシップが発揮できない、幹部社員と心が合わない、社員がバラバラになっている、売上が下がり赤字が続いている。こうした問題は、数字以上に会社を弱らせていきます。

しかし、現状を正しく見つめ、社長の長所が発揮できる組織へ作り直せば、会社は再び前へ進むことができます。

経営の樹を育てる会では、数字だけでなく、社長の心、社員との関係、組織の和、再建から再生への道筋まで、共に考えていきます。

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