ブログ

【今日の道歌】花を思わず実の人となれ

冬の澄んだ空気の中、控えめに咲く梅の枝を余白多めに写した静かな写真風イメージ

◆令和八年2月6日 金曜日 今日の道歌
美しき 花に良き実は なきものぞ 花を思わず 実の人となれ
 

桜の花は美しくとも、実を付けません。桜の文字は「女が三本の角を出している」と書き、旧字体では貝が二つ並び、首飾りを表していました。いずれにしても華やかな花です。

そして春の到来を告げる桜前線と共に一斉に咲き、一週間ほどでパッと散ってしまいます。その散り際の潔さもまた賞賛されます。

花を思わず、実の人となれ

一方、梅の文字は「家で母が待っている」と読めます。そして二月の最も寒い時期に咲き続けます。つまり、じっと耐えることを教えてくれているようです。

冬の只中で咲き続け、花が散ったのちに実を結ぶ――梅の姿は、「耐えることの先に残るもの」を静かに示します。

「冬に咲く 梅の文字には 母あるぞ 母を思うて 辛さに耐えよ」と教えています。梅の花が散ると実が現れ、やがて梅干しとなります。

「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」は剪定の仕方ですが、転じて人の指導方法として活用されています。

華やかさの評価よりも、積み重ねの中身を選ぶ

耐える時期を、実りへ向かう準備として崩さない

桜と梅の話でした。果たしてどちらの生き方を選ぶべきでしょうか。

― 今日の一言 ―
咲き方より、残り方を選ぶ――それが「実の人」への道です。
PAGE TOP