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リスケ企業の再建

リスケ企業の再建

リスケの後の再建方法

リスケとは「リ・スケジュール」の略で、借入金の返済条件を変更することです。

借入金返済額は、元金返済額と支払金利の合計額です。

■例:1,000万円を5年(5×12=60回)1.5%で借りた場合

1.元金 166,7千円(10,000千円÷60回)
2.金利 12,5千円(10,000千円×0.015÷12ヵ月)

計:179,2千円

これのリスケの方法は次の通りです。

■返済額を減額し、金利は支払う方法

  • 元金の返済期間を伸ばして減額する。
  • 又は元金をストップする。
  • 金利は確実に支払う。

この方法が一般的です。金利さえ払っていれば大きな問題にはなりません。

しかし、これも支払うことが出来なくなると金利もストップすることになりますが、3ヵ月で期限の利益の喪失となり、一括返済を迫られ、担保物件の競売処分に進みますので、金利だけは払い続けたいものです。

さて、リスケをしてしまった後の再建について説明します。

3つのリスケ後の再建方法

再建

1.一般的な方法

リスケ後、再建に努力、余力が出て来た時点で返済を再開します。

黒字決算を重ねることにより、信用を得てから資金がある時、返済と借入を同時に実行、旧借入金を全額返済し、新しい借入金を返済していく方法です。もちろん全額返済することが出来れば最高です。

この時、14%もの延滞金利は通常金利に計算、減額して支払いましょう。

2.損切り処理する方法

再建の目途が立たないまでも返済がなければ、経営続行が可能ならば、銀行と誠意を以って話し合い、保証会社又は債権回収会社へ移し、新たな債務者として極少額を返済してゆく方法です。

この場合、借入は不可能となりますので、無借金経営の覚悟が必要です。

3.転生による処理方法

現在の会社を消滅させ、新しい会社に転じる方法です。これも充分な話し合いを誠意を以って行えば実行可能です。破産や民事再生は必要ありません。

その他に、様々な方法がありますので、ケースbyケースで考えてゆきます。お互い誠意を以って対応すれば必ず道は開けます。

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