◆ 令和八年二月十二日 木曜日 今日の道歌
重くとも 我が荷は人に 譲るまじ 担うにつれて 荷は軽くなる
重い荷物を避けたいと思うのは人情です。できるだけ楽をしたいと考えることも、自然な心の動きでしょう。
しかし荷物には、「形の荷」と「心の荷」の二つがあります。
形の荷は担ぐほど重くなり、心の荷は担ぐほど軽くなる。
形の荷物は量が増えれば確実に重くなり、やがて限界が訪れます。しかし、責任や挑戦といった心の荷物は、担い続けることで力へと変わり、やがて軽やかに扱えるようになります。
会社経営においても同じです。「出来ないものは出来ない」と断るのか、それとも「今は出来なくても、出来るように努力する」のか。この違いは、長い年月の中で大きな差となって現れます。
重い仕事こそ、自ら担う覚悟が力を育てます。
私自身、二十六歳で起業した当時の理念は「どんなことでも断らない」でした。本業に関連する仕事はすべて引き受け、その結果、業務は広がり総合建設業と名乗るまでになりました。
広がり過ぎて一度はすべてを失いましたが、その経験も今では貴重な財産です。再建の仕事に携わるようになってからも、重い荷を避けることなく担い続けてきました。その積み重ねが、難題を軽く扱える力へと変わっていったのです。
もっとも、どんな荷でも担えば良いというわけではありません。挑戦には基準が必要です。
条件①
本業に関連していること
条件②
経営理念に沿っていること
条件③
相手の為になり、同時に自分の為にもなること
この三つに当てはまるのであれば、勇気をもって挑戦してみてはいかがでしょうか。
― 今日の一言 ―
勇気をもって担った荷は、やがて自らの力となります。


















