ブログ

ムラ・ムダ・ムリをなくす組織づくり|三ム追放で整える円滑な経営の道歌

ムラムダムリのない整った職場環境を象徴するイメージ

◆ 令和8年4月2日 木曜日 今日の道歌
組織には ムラムダムリが 巣食うもの
日々行うは 3ム追放
 

本日の道歌は、快適な職場や円滑な報連相のその先にある、組織運営の土台を静かに示しています。

組織を乱す原因としてよく挙げられるのが、
「ムラ・ムダ・ムリ」という三ムです。

しかし、この三つを同時に一気に無くそうとすると、かえって問題は複雑になり、現場は疲れてしまいます。

だからこそ大切なのは、何から手をつけるべきかを知ることです。この道歌は、その順序を明快に教えています。

三ムをなくす鍵は、すべてを同時に追うことではなく、まず「ムラ」をなくすことにあります。

本文では、「三ムには ムラをなくせば ムダムリが 自ずと消える 順があるなり」と示されています。これは、ムダやムリを直接責めるのではなく、その原因となるムラを整えることが先決だという考え方です。

ムラとは、ばらつきです。売上の波、利益率の揺れ、人件費の偏り、経常利益の不安定さ。こうした揺らぎが大きいほど、現場には余計な作業が生まれ、最後には社員へ無理がかかっていきます。

反対に、ムラが減れば、余計な調整や行き当たりばったりの対応が減り、結果としてムダもムリも自然と薄れていきます。

問題を根元から整えるという意味で、
とても実務的で本質的な視点です。

ムラが消えると、ムダもムリも静かに消えていく。組織改善には、まず整える順序があります。
― 読者への問い ―
あなたの組織では、ムダやムリばかりに目を向けて、その手前にあるムラを見落としていないでしょうか。
本当に整えるべきものが見えてくると、改善の進め方そのものが変わるのかもしれません。
方針① 経営理念の統一
経営の目的は、経営理念を実現することです。ここがぶれると、組織全体に最初のムラが生まれます。
方針② 経営方針の徹底
仕事は経営方針に沿って行うものです。方針が共有されることで、現場の判断のばらつきが減っていきます。
方針③ 売上利益率の安定
売上の大小だけでなく、利益率のムラをなくすことが重要です。実行予算を重視することで、経営は安定に向かいます。
方針④ 人件費比率の平準化
営業利益を守るには、人件費比率のムラを抑えることが欠かせません。ここが整うと現場への無理も減っていきます。
方針⑤ 経常利益の計画性
経常利益を計画的に積み上げ、年ごとの振れ幅を小さくすることが、長期的な持続性につながります。

本文で挙げられている五大方針は、すべてムラを減らすための視点に貫かれています。

理念を定め、方針を守り、利益率や人件費比率を安定させ、経常利益を計画的に積み上げる。こうした積み重ねが、組織全体を無理のない状態へ導いていきます。

ここで示唆されている「陰陽思想」のヒントも見逃せません。組織運営とは、力ずくで押し切ることではなく、偏りを見つけ、バランスを整え、均衡と調和を取り戻していく営みでもあります。

経営とは、無理を重ねることではなく、無理のない状態をつくること。ムラを整え、ムダを減らし、ムリを消していくことで、組織はようやく持続的な成長へと向かっていくのではないでしょうか。

持続する組織は、頑張りすぎる組織ではなく、ムラを整え、調和の中で無理なく回る組織です。
― 今日の一言 ―
三ム追放の第一歩は、ムラをなくし、組織の均衡と調和を取り戻すことです
PAGE TOP