◆ 令和八年二月七日 土曜日 今日の道歌
楽しみは そぞろ読みゆく 書の中に 我と等しき 人を見し時
読書をしていると、ふと同じ考えを持つ人に出会うことがあります。
実際に会ったことはなくとも、言葉の選び方や思索の向きに、自然と親近感を覚えるものです。
書の中の一節が、自分のぼやっとした感覚を掬い上げ、確信へと変えてくれる瞬間があります。その一行が、考えの輪郭を静かに整えてくれます。
書は、時と場所を越えて心を結ぶ
そのような人に書面上で巡り会えたとき、一人静かに至福の時間を味わうことができます。外の喧騒から離れ、内側が澄んでいく感覚は、読書ならではの贈り物と言えるでしょう。
読書の喜びとは、知識を得ることに留まらず、思索を共有する誰かを見出す点にあります。
これもまた読書の楽しみの一つです。日々の営みの合間に、耕し、読み、考える——「晴耕雨読」という言葉が、今も静かに息づいているように思います。
― 今日の一言 ―
書の中の一行が、今日の自分を静かに支えてくれる。
















