◆令和八年一月二十九日 木曜日 今日の道歌
原価率 減価と読みて 調和する 利益確保の 原点なるぞ
経営再建の決め手は、「売り上げを下げながら利益を上げる」ことにあります。 この考え方は、当会で学ぶ方々にとっては、すでに理解されている前提と言えるでしょう。
売上を下げながら、利益を上げる
なぜ、売り上げを下げることで利益が上がるのでしょうか。 その理由を理解するためには、まず利益の構造を整理する必要があります。
利益を示す指標には、「売上利益」「営業利益」「経常利益」の三つがあります。 これらは似ているようで、役割と意味が異なります。
三つの利益の違いを理解しなければ、正しい利益計上は成り立ちません。
「売上利益」とは、定められた原価率を守ることです。
「営業利益」は、全員の努力によって、可能な限り積み上げるもの。 「経常利益」は、偶然ではなく、計画によって計上されるべき利益です。
この三つの基礎となるのが、売上利益です。
そのために必要なのが、売上原価率の厳守にほかなりません。 決して「粗利益」などと、意味を曖昧にした表現で済ませてはならないのです。
原価率を守るためには、「実行予算書」が不可欠です。
予算計上の段階を経なければ、原価率を管理することはできません。 そして、原価率の維持は、決して簡単な作業ではありません。
どうしても売上利益率を確保できない局面で、自らを奮い立たせる言葉が「減価計算」です。 ここで言う減価とは、品質を落としたり、仕入れを値切ったりすることではありません。
減価計算とは、関係者との調和によって成り立つ「技」です。
なぜ「技」なのか。 それは、経営の仕組みを深く理解してこそ、初めて実行できる仕事だからです。
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経営の仕組みを理解し、調和によって原価率を守る
― 今日の一言 ―
利益は、削ることではなく、調和から生まれます


















