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【今日の道歌】右手左手に学ぶ支える経営の姿

柔らかな自然光の中で右手と左手が静かに寄り添う構図。支える手と働く手の関係を通して、組織や経営における補完と調和を象徴したイメージ。

令和8年3月8日(日曜日) 今日の道歌
我に問え 右手左手 どちらかと
左手ありて 右手あるもの

昨日は、人間だけがなぜ五本の指を持っているのかについて考えました。
今日はその延長として、右手と左手の関係から、組織と経営の在り方を見つめてみたいと思います。

人にはそれぞれ利き腕があります。多くの人は右手を主に使いますが、右手が十分に働くためには、常に左手の存在が必要です。

物を持つときも、何かを作るときも、右手だけでは思うように力を発揮することはできません。
左手が支えているからこそ、右手の動きが生きてくるのです。

この関係は、そのまま経営の本質にも通じているように思えます。経営者自身が右手となり、自ら先頭に立って組織を引っ張る形があります。

一方で、社員を右手とし、経営者自身は左手となって支えることで、社員が力を発揮できる場をつくる経営もあります。そこには、人を活かすために自ら支えるという姿勢が表れています。

機関車型の経営
経営者自身が前面に立ち、力強く組織を牽引していく在り方。
新幹線型の経営
経営者が支えとなり、組織全体が力を合わせて進んでいく在り方。

前者は、経営者の推進力が組織を動かす「機関車型」の経営です。後者は、組織全体の力を整えながら進んでいく「新幹線型」の経営と言えるかもしれません。

どちらが正しいと単純に言い切れるものではありません。ただ、右手の働きの背後には、必ず左手の支えがあるという事実は、経営においても静かな示唆を与えてくれます。

要点の整理
・右手が活躍するためには左手の支えが必要であること
・経営には、自ら牽引する型と、人を支えて活かす型があること
・組織の力は、一人の能力だけでなく支え合いによって生まれること

さて、自分はどちらの手として生きているのか。先頭に立つ役目なのか、誰かを支える役目なのか。その問いを自分に向けてみることが、経営の姿を深く見直すきっかけになるのではないでしょうか。

今日の一言
真に力を発揮する組織は、一人の力だけで動くものではありません。右手が活躍するためには左手が必要なように、人が活躍するためにはそれを支える存在があります。
経営とは、自らが先頭に立つことだけではなく、周囲の力を活かすことでもあります。どちらの在り方を選ぶのか、その問いを自分自身に投げかけてみたいものです。
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