ブログ

経営再建は「会社」と「人」の両面で考える|責任を背負いすぎないための道歌

◆ 令和8年3月22日 日曜日 今日の道歌
再建は 会社と人の 両面あり
全て漏らさず 成功させよ
 

昨日の道歌に続き、
本日のテーマも「再建」です。

経営を再建することは、とても難しいものだと思われがちです。

確かに容易なことではありません。

しかし、考え方や捉え方を変えることができれば、決して乗り越えられないものではないように思います。

経営者は、「人間としての人生」と「法人としての人生」という、二つの人生を同時に歩んでいます。

見方を変えれば、非常に充実した、欲張りな人生を歩んでいるとも言えるのではないでしょうか。その分、社会的責任が大きくなるのも当然のことです。

しかしながら、人生のすべてをかけるほどの重さで捉える必要はないのではないかと思います。

再建とは、会社だけを立て直すことではなく、経営者自身の人生を整え直すことでもあります。

私が倒産寸前の会社の経営者に最初にお伝えする言葉は、「深刻に考えるのはやめましょう」「これまで十分に頑張ってきたのだから、少し気楽に考えても良いのではないでしょうか」といった、一見無責任にも聞こえるような言葉です。

けれども、再建の入り口には、こうした心の緩みが必要なのだと思います。常に張り詰めたままでは、正しい判断も、新たな一歩も生まれにくいからです。

経営再建には、会社の再建と人の再建という二つの視点があります。

経営が苦境に陥るのは、決して経営者一人の責任ではありません。

会社を取り巻く経済、行政、政治などの環境の変化は、本来、社会全体に関わる問題です。しかし、そのしわ寄せは、経済の最小単位である小さな会社の経営者に集中しやすいのが現実です。

この混乱する時代において、最も苦しんでいるのは、小さな会社の経営者なのかもしれません。その責任を一人で抱え込む必要はありません。

― 読者への問い ―
あなたは今、会社の問題と自分の人生を、同じ重さのまま一人で背負い込んでいないでしょうか。
その責任は、本当にすべてあなた一人のものでしょうか。
視点① 会社の再建
資金繰り、収益構造、組織体制など、法人としての立て直しを進める視点です。
視点② 人の再建
経営者自身の心身、考え方、生活の立て直しを含めて見つめ直す視点です。
視点③ 責任の整理
苦境の原因を一人で抱えず、外部環境の影響も含めて冷静に見直す視点です。
視点④ 再出発の姿勢
深刻さを少し緩め、無理のない歩幅で再び前に進んでいくための姿勢です。

再建とは、単に数字や仕組みを立て直すことではありません。

経営者自身の人生を見つめ直し、無理をしていた心を解きほぐし、もう一度前を向いて歩き出すことでもあります。

会社と人、その両面を大切にしながら、無理のない形で再び歩み出すこと。それこそが、本当の意味での再建なのではないでしょうか。

小さな会社の再建は、会社を守ることと同時に、その人の人生を守ることでもあります。
― 今日の一言 ―
再建とは、会社と人の両方を、もう一度歩かせることです。
PAGE TOP