全て漏らさず 成功させよ
昨日の道歌に続き、
本日のテーマも「再建」です。
経営を再建することは、とても難しいものだと思われがちです。
確かに容易なことではありません。
しかし、考え方や捉え方を変えることができれば、決して乗り越えられないものではないように思います。
経営者は、「人間としての人生」と「法人としての人生」という、二つの人生を同時に歩んでいます。
見方を変えれば、非常に充実した、欲張りな人生を歩んでいるとも言えるのではないでしょうか。その分、社会的責任が大きくなるのも当然のことです。
しかしながら、人生のすべてをかけるほどの重さで捉える必要はないのではないかと思います。
私が倒産寸前の会社の経営者に最初にお伝えする言葉は、「深刻に考えるのはやめましょう」「これまで十分に頑張ってきたのだから、少し気楽に考えても良いのではないでしょうか」といった、一見無責任にも聞こえるような言葉です。
けれども、再建の入り口には、こうした心の緩みが必要なのだと思います。常に張り詰めたままでは、正しい判断も、新たな一歩も生まれにくいからです。
経営が苦境に陥るのは、決して経営者一人の責任ではありません。
会社を取り巻く経済、行政、政治などの環境の変化は、本来、社会全体に関わる問題です。しかし、そのしわ寄せは、経済の最小単位である小さな会社の経営者に集中しやすいのが現実です。
この混乱する時代において、最も苦しんでいるのは、小さな会社の経営者なのかもしれません。その責任を一人で抱え込む必要はありません。
その責任は、本当にすべてあなた一人のものでしょうか。
再建とは、単に数字や仕組みを立て直すことではありません。
経営者自身の人生を見つめ直し、無理をしていた心を解きほぐし、もう一度前を向いて歩き出すことでもあります。
会社と人、その両面を大切にしながら、無理のない形で再び歩み出すこと。それこそが、本当の意味での再建なのではないでしょうか。


















